ニュースレター第3号です。YUIみらいチームと名刺交換をしてくださった皆様にメルマガを不定期でお届けしています。
 
YUIみらいプロジェクトが目指す「ジェンダー平等のエコシステム」とは

YUIみらいプロジェクトの「ジェンダー平等達成に向けたエコシステム」概念図

年度末の忙しい季節、皆様いかがお過ごしでしょうか。

思い返すと、YUIみらいプロジェクトの詳細な助成金プログラム設計は今から約1年前に始まりました。資金提供を行うシャネル財団、みらいRITAのチームは、助成金の提供に留まらない、エコシステムの構築、そしてそれによって創出される「コレクティブ・インパクト(集合的インパクト)」こそが、国内のジェンダー平等を進める鍵と考えました。
 
様々な関係者への聞き取りや、検討を重ねた結果、YUIみらいプロジェクトは、次の二つで構成される助成金プログラムとなりました。

(1)ジェンダー視点のある地方創生助成
 地域に根付いた団体が中心となって、地域のジェンダー平等を推進する、市民団体、ビジネスセクター、行政等多様なステークホルダーから成るエコシステムの創出を中心に据える

(2)ジェンダー視点のあるソーシャルインパクト助成
先進的な事業のアイデアと実行力を備える団体が、自団体の強みを活かしながら、外部の多様なアクターとの協働し、インパクトを創出する
 

YUIみらいプロジェクト・チームは、上記の図にあるように、助成金の提供だけではなく、助成先の団体の事業から学び・教訓を引き出し、政策提言を行います。同時に、ジェンダー平等の推進に対して同じ思いを持つ、企業、メディア、政府、専門家等、多様な方々とともに、事業からの学びを分かち合いながら、皆様のお力が各団体の応援に向かうような取り組みを進めて参ります。

春以降、皆様とともに様々な共創・相互の学びの機会を作って参りますので、是非ともお力を頂ければと存じます。
#ジェンダー視点のある地方創生助成  #一般社団法人十勝うらほろ樂舎

寒いけど温かかった「みらいワークショップ 」in 北海道浦幌町
九州、四国、東北、近畿と続いてきた各地の「ジェンダー視点のある地方創生助成」のキックオフとなる、みらいワークショップの5回目は北海道浦幌町。一般社団法人十勝うらほろ樂舎が助成先団体として、取り組んでいます。
ソーシャルインパクトの団体や、YUIみらい一行は、十勝の「痛い寒さ」やパウダースノーに感動しつつ、約4300人の人口のうち、1%にあたる40人ほどの多様な参加者の方々の、まちを思う気持ちの温かさ・力強さに触れることができました。
「ユース編」では、浦幌中学校の二年生が、授業の一環としてみらいワークショップに参加し、柔軟な発想で豊かな、浦幌町の未来のありたい姿やアクションを描きました。

#ジェンダー視点のあるソーシャルインパクト助成 

#認定NPO法人 女性と子ども支援センター ウィメンズネット・こうべ 

六甲ウィメンズハウス(兵庫県神戸市)入居募集開始

特設WEBページはこちら→ https://rwh.jp/
ソーシャルインパクトの助成先のひとつである「女性と子ども支援センター ウィメンズネット・こうべ」では、長年のDVサバイバーの支援経験のなかで、女性やこどもたちが新しい生活に向かうにあたって、住宅取得がいかに困難かを目の当たりにしてきました。その課題に突き動かされて、同団体は回復と暮らし基盤をつくるために、立ち上げたのが「六甲ウィメンズハウス」プロジェクト。神戸市六甲にある古い社員寮を譲り受け、建物のリフォームや地域との関係づくり等、始動に向けて尽力をし、ついに3月から入居者受付が開始される運びとなりました。

代表理事の正井さんの言葉です(「六甲ウィメンズハウス」特設WEBサイトより)。
私はこれまで30年、DV被害女性の相談からその後の生活再建まで、いわゆる伴走型支援を行ってきました。特に女性にとって、住まいの確保は難しく、保証人がいない、低収入、しかも子連れとなると、狭い、暗い、住環境が悪い等の家を紹介されることも少なくありません。
女性たちが「ここにしか住めない」ではなくて、「ここに住みたい」と思える家をつくろうと思ってから10年が過ぎ、ようやく夢の実現に近づいております。日本のシングルマザーは半分以上が貧困状態にあります。貧困+孤立+子育ては児童虐待のハイリスクです。六甲ウィメンズハウスは、安心して暮らせる住まいの提供だけでなく、支援スタッフが常駐し、孤立を防ぎ、その後の心のケアや子育て・生活相談、経済的自立への支援等も行います。NPOと企業が連携し、ジェンダーの視点もある社会貢献の建物をつくる取り組みは日本ではまだ少なく、モデル事業として全国各地に広がっていくことを願っています。 
YUIみらいプロジェクトの助成では、入居者の方々への支援に加え、取り組みの分析を行い、モデル化を行います。これにより、女性の回復の拠点、経済的な自立に向けての拠点の先例となり、様々な事業者によってこうした取り組みが広がることを目指します。
 
しかし、YUIみらいプロジェクトの助成は必要な費用の一部です。六甲ウィメンズハウスのリフォームは、ウィメンズネット・こうべが、国土交通省の助成や寄付を受けて行ってきました。しかしこの間、リフォーム資材の費用が大幅に高騰し、大変に財政的に厳しく、これからも運営費もかかります。同団体では、現在も支援を呼び掛けており、下記のボタンに詳しい支援の方法が掲載されています。是非ごください。

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