年度末の忙しい季節、皆様いかがお過ごしでしょうか。
思い返すと、YUIみらいプロジェクトの詳細な助成金プログラム設計は今から約1年前に始まりました。資金提供を行うシャネル財団、みらいRITAのチームは、助成金の提供に留まらない、エコシステムの構築、そしてそれによって創出される「コレクティブ・インパクト(集合的インパクト)」こそが、国内のジェンダー平等を進める鍵と考えました。
様々な関係者への聞き取りや、検討を重ねた結果、YUIみらいプロジェクトは、次の二つで構成される助成金プログラムとなりました。
(1)ジェンダー視点のある地方創生助成
地域に根付いた団体が中心となって、地域のジェンダー平等を推進する、市民団体、ビジネスセクター、行政等多様なステークホルダーから成るエコシステムの創出を中心に据える
(2)ジェンダー視点のあるソーシャルインパクト助成
先進的な事業のアイデアと実行力を備える団体が、自団体の強みを活かしながら、外部の多様なアクターとの協働し、インパクトを創出する
YUIみらいプロジェクト・チームは、上記の図にあるように、助成金の提供だけではなく、助成先の団体の事業から学び・教訓を引き出し、政策提言を行います。同時に、ジェンダー平等の推進に対して同じ思いを持つ、企業、メディア、政府、専門家等、多様な方々とともに、事業からの学びを分かち合いながら、皆様のお力が各団体の応援に向かうような取り組みを進めて参ります。
春以降、皆様とともに様々な共創・相互の学びの機会を作って参りますので、是非ともお力を頂ければと存じます。 |