上記の通り調査により浮き彫りになった課題に基づき、報告書では10項目にわたる提言を示しています。
「Build Forward Better」(よりよい未来を構築する)とい言葉があります。
新型コロナ感染が世界を襲い、ジェンダーや社会的立場、経済状態等、それまでの社会の不平等がさらに先鋭化して浮かび上がったことで、コロナ前の社会にただ戻すのではなく、より良い未来に向けて構造的な問題に取り組んでいくことを目指すという意味する言葉です。
能登は世界に誇る自然や文化に恵まれながらも、若い世代、とりわけ女性の転出により、地震前から人口減少、少子高齢化に直面していました。今回の地震後の転出も人口減少に拍車をかけることが懸念されています。
Build Forward Better - 能登が復興を遂げていくためには、多様な人の参画が必要です。
「彩あふれる能登の復興へ」というタイトルは、能登女性のネットワークであるフラはなのメンバーが、多様な女性たちが復興に参画し、美しい能登を創っていく思いをこめてつけられました。
女性たちの声が広く届くよう、私たちはこれからも、フラはなの会や、ほくりくみらい基金の皆様をサポートして参る所存です。
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