女性の支援やジェンダー平等に携わる団体の多くは、少人数のスタッフが多忙な日常業務に追われていますが、今回の会計チェックのお悩み相談でも、YUIみらいの助成先団体から同様の声が聞かれました。日々の事業実施や団体のルーティンでスタッフの時間の大半が使われ、ファンドレイジングなど、未来のための戦略的な活動に十分な時間を割けない状況です。そんなお悩みに対して、壁谷先生は「生成AIのChatGPTをぜひ活用してくださいね」とアドバイス。
私たちYUIみらいチームのメンバーも生成AIを利用し始めて、その便利さを実感していることから、「リソースの少ない団体こそ、生成AIが必要ですね」と最近盛り上がっています。たとえば、生成AIを活用して、助成金の申請書作成、プレスリリース、報告書づくり、データ管理など、大事だけど時間がかかる業務を効率化し、その分、知恵を絞らなければならないファンドレイジングや中長期的な戦略の検討、関係づくりに注力できるのではないでしょうか。小さな団体こそ、AIを賢く使うことで、持続可能な組織運営の道が開けると期待しています。
また、地域に暮らす女性たちについても、家事や育児などに追われる「時間の貧困」に直面する中で、起業にせよ就業にせよ、生成AIによって面倒な作業を任せ、自分の力を発揮できる大きな可能性があります。さらに、一次産業にイノベーションを起こし得ることでしょう。
まずは、できるところから少しずつ。
とはいえ、YUIみらいプロジェクトチームも手探りで生成AIとお付き合いし始めたばかりです。
生成AIの仕事で活かし方に詳しく、プロボノで助成先団体のAI導入についてプチアドバイスしてくださる方、「こんな動画を見るといいよ」「ここに使い倒し方の情報がまとまっているよ」という情報提供だけでもうれしいので、ぜひご連絡ください!(YUIみらいプロジェクト・高橋 takahashi@mirairita.org)